8日の土曜日、記録的な大雪が降りましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
雪で怪我をしたり、雪遊びで霜焼けになったり、お腹を冷やしてはいませんか。
雪が解けても滑りやすいところはありますので、くれぐれも注意してお過ごしください。
さて、先日大きないちごの食べ比べをする機会がありました。
輸出用のサンプルで宮崎県の農家さんから頂きました。
(私宛ではないですがおこぼれに預かり・・・)八百屋でよかったと思う瞬間です。
リップクリームと大きさを比較していますが、分かりますでしょうか。
一口では食べられない大きさです。
この大きないちごはおおきみ(赤) と 天使の実(白) といいます。
写真も撮ったので、いただきます!
★天使の実(白いちご)
香り とても良い
味 フルーティーだがすこしボヤける
・・・いちごに対してフルーティーと使うのは表現が合わないように思うのですが、フルーティーなんです。
何かに味が似ているといえば、うーん。香り高いフルーツ味。いちご味ではありません。
インターネットで「いちご 天使の実」と入れると”いちご離れした味””マンゴーやメロンのようなトロピカルな味や香り”と出てきます。
まさに、そのような味。うまく表現したものだなぁと感心してしまいます。
贈り物などでちょっと変わったものを送りたい、楽しみたい方にはいいかもしれません。
★おおきみ(赤いいちご)
香り 天使の実に比べたら劣るがいちごのいい香り
味 とろけるいちご味
・・・天使の実の後に食べたせいなのか、ほっとするいちごらしいいちごの味です。果肉は柔らかく、とろける感じです。
とちおとめややよいひめ、さちのか、さがほのかを大きく大きく育ててもきっと味がぼやけてしまうかもしれませんが、大きいのに甘い!いちごです。
天使の実同様にインターネットで検索してみるとメロン並みの甘さ、とあります。糖度計で図るとそのように表現できるのですね。
糖度計が欲しくなりました。数値が高いと甘いのですが、本当に人間の脳・感覚はそのように感知するのかが気になりますし、単に甘いといっても色々な甘さがあるので、実験して、学問したいですね。
今後は雪の影響もあり、生鮮食品の品薄や価格が高騰するかもしれませんが、ご理解頂けたら幸いです。
それでは、よい建国記念の日をお過ごしください。
全てひらがなで書くと一体何のことだか見当もつきません。
今日は海苔の日。
あの海藻の海苔、おにぎりに付いている海苔、和朝食にちょこんと添えられた海苔、海鮮汁に入ったあおさ海苔、お好み焼きの青海苔、焼きそばの海苔、海苔の佃煮、韓国海苔・・・。
そうそう、節分を賑わす恵方巻きをのりをぐるりとまとっています。
身近にありすぎてあまり気にしたことがないかもしれませんが、私たちの食事には海苔が多く登場します。
海苔は巻くものを美味しくしてくれる力があると思います。
みなさんも「×海苔」で食べ物の美味しい相乗効果を見つけましょう。
そもそも、なぜ今日が海苔の日なのでしょうか。無理やりな語呂合わせ・・・?
海苔は古くから貴重な食べ物として食べられており、その価値を評価され、
大宝元年(701年)2月6日に制定された大宝律令により、海苔は諸国指定産物になりました。
そこで海苔生産団体はこの日を海苔の日とし、海苔の消費促進を図ることにしました。
また、この時期はちょうど海苔の最盛期ということと恵方巻きなどで海苔のの消費が増えることもあり、2月3日から2月6日前後の1週間を海苔ウィークとしています。
(http://www.zennori.or.jp/index.html 全国海苔貝類漁業協同組合連合会より)
紙のように薄くて料理のメインにはならない海苔ですが、実は食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富、しかも低カロリー。
体のことを考えると積極的に摂りたい食べ物なんです。
とはいえ海苔ってそんなに食べるものじゃない、と思いますよね。
例えばキムチを海苔で巻くと辛味が少し和らいでマイルドになりますし、
焼き魚を海苔で巻くと磯の香りが口いっぱいに広がります。
(〆鯖を海苔で巻くと生臭さが強調されてしまうのでお勧めしません)
いつものご飯にちょっとだけ、のりを添えてみると食べ方の世界が広がるかもしれません。
海苔は巻くものを美味しくしてくれる力があると思います。
みなさんも「×海苔」で食べ物の美味しい相乗効果を見つけましょう。
2014 / 02 / 03
今日は節分
2月3日、今日は節分です。
季節の分かれ目の節分。
立春・立夏・立秋・立冬の前日の日を示し、実は年に4回存在しますが、お祝いをするのは春です。
1年で一番初めの季節・1年の始まり・人生の転機などを告げる「春」は四季を過ごす私たちにとって、とても重要ですものね。
その春が始まる前日によい1年が始まりますように、と願いをこめて鬼を追い出して福を呼び込みます。
みなさんは豆まきしますか?食べるだけですか?それとも恵方まき手巻きパーティーでしょうか。
「魔(ま=鬼)を滅(めっ)する」という言葉から1年の無病息災を願って、炒った豆を撒くようになりました。
炒った豆でないと魔(ま)から芽(め)が出てきてしまうので、大変縁起が悪いのです。
美味しいし、芽が出ないけれども、黄な粉や煮豆、大豆ミートもだめですよ。
さて、節分に関係する野菜・果物はありませんが、大豆と一緒に食べるといい効果のある野菜があります。
献立作りの参考にしてください。
・大豆+ごぼう・じゃがいも・ブロッコリー・トマト=がん予防
(ケチャップではなく、トマト缶を使ったポークビーンズや、大豆入りラタトゥイユなど)
・大豆+アスパラ・シイタケ・ごま・きくらげ=高血圧予防
(話題の大豆マヨネーズをグリルしたアスパラやシイタケにつけたり、煮豆にしたり)
・大豆+大根・タマネギ・カボチャ・チンゲン菜=糖尿病予防
(蒸しカボチャに黒蜜&黄な粉でほっくりデザート、炊いた大根・チンゲン菜のとろり肉あんかけに砕いた大豆を入れてみたり)
★いずれにしても1度の食事で大きく改善されることはありません。食事はバランス良く、適量を召し上がるよう心がけてください。
よい節分をお過ごしください
明日から2月になってしまいます。いかがお過ごしでしょうか。
最近とってもおいしいミニトマトを食べました。果肉が固めでとっても甘いものです。
小さい頃は苦手だったのですが、最近は見たことのないトマトを見るとつい買ってしまうほどに成長しました。
近頃スーパーでも様々な品種のトマトがずらっと旬を気にせずに並んでいますが、どれくらいの頻度・価格で購入していますか?
私は「トマト、高いなー」と思いながらもついつい買ってしまいます。(あんまり安くても農家さんがかわいそうなのですが)
日本人がトマトにかけるお金は一世帯で年間6,000円ほど。野菜の消費量を金額から見てみるのも面白いですね。
さて、量の消費はどのような感じなのでしょうか。
日本のスーパーで人気のように見えるトマトですが、日本人の1日の平均消費量はミニトマト1.5個分。
お弁当・サラダの端っこにちょこんとのっているあのミニトマト1個と半分だけ、なんです。
私自身びっくりして記事を書いているのですが、スーパーであんなに売っているのに、あんなに色々な品種があるのに、これだけ、なんです。
世界的に見てみると、日本は24位くらいで1人年間10kg。
ちなみに上位3位は上から順にギリシャ(130kg)・エジプト(96.9kg)・リビア(93.5kg)。
トマトのイメージがあるイタリアは53.9kgで6位、トマト祭りのあるスペインは46.1kgで9位。
なんだか意外な感じがしますね。ちなみにトマトの生まれ故郷の南米の消費量は14.5kg。
国によって好まれるトマトも食べ方も違いますが、こんなに消費量に差が出るのは面白いですよね。
糖度の高いフルーツトマトだけで見たら日本の消費量はぐぐっと上がっていきそうです。
Enjoy TOMATO!!
2014年の初めの月がもう終わってしまいます。
雪の降るセンター試験かと思えば、桜の頃の暖かさ・・・と天気もなんだか落ち着きません。
3ヶ月予報が気象庁から発表さえれましたが、2月・4月は気温、雨量ともに平年並み。3月は気温、雨量ともに低め、少なめと予想されています。
もうそろそろ夏に収穫する野菜・果物の苗作りなどが始まりますが、寒さの影響を受けてもしっかり順調に育って欲しいです。
前置きが長くなりましたが、2月の旬やさいを更新しました。
今回は、寒さで甘くなる野菜をメインに紹介しています。
(こちらのリンクをクリックしてください→ img-123152244feb )
2月はバレンタインデーがあり、甘いチョコレート売り場がにぎわいますが、
畑の野菜たちも寒い中身を寄せ合い、甘みをはぐくんでいます。
チョコレートでも甘くなれますが、お腹周りを気にする方には野菜で甘くなるのもいいかもしれませんね。
毎回仕入れ担当者に紹介する野菜のことで相談をするのですが、
寒さで甘くなるといったら「雪の下にんじん」だろう、と返ってきました。
確かに、冷たーーーーい雪の中で時を過ごしたにんじんは格別に甘いです。
バターソテーやスティック野菜、ポトフなどでニンジンの甘さを楽しんで頂けたら、と思います。
出荷は雪解けの春ごろですが、見かけたらぜひ、味わってみてください。
ハウスに入るといちごのいい香り!
量販店用のいちごでお世話になっているいちご農家に行ってきました。
もう何十年も「やよいひめ」を一途に作り続け、受粉はミツバチ任せています。
やよいひめは3月まで美味しいままで収穫・出荷できることから「やよい」の名前が付き、
群馬県で生まれたいちごです。
さてさて、今年のいちごの状況とイチゴ狩りのポイントをききました。
・今年のいちごの状況は?
ちょっと不調・・・。
(ハウスの中は暖房がきいているとはいえ、寒さがいちごにも応えるようです)
・いちご狩りのポイントは?
おいしい食べごろのいちごは、
真っ赤
形がよく、ふっくら
ヘタが反り返っている
・・・この3つです。あとは自分の目と鼻と舌をフル活用しておいしいいちごを見つけてください。
今年のいちごの状況は不調・・・といいながらも、味はさっぱりと甘く、少し固めの美味しいいちごでした。
今回、収穫したてのいちごを見ると、ピンクの花びらが残っているものがありました。
農家さんに聞くと、たまにピンクの花が咲くそうです。
ピンクの花のいちごだからと言っていちごの実がピンクだったり、特別甘い!ということは無いそうですが、なんだか色つきのそうめんを見つけたときのようなちょっと得した気分になりました。
藤生グループの農業生産法人 片貝鮮農のほうれん草の畑に行ってきました。
ここでは、通常のほうれん草よりも一回り大きいほうれん草を育てています。
(写真だと大きさが分かりにくいかもしれませんが・・・)
今年は寒さの影響もあり、通常のほうれん草よりも0.5倍の大きさですが、美味しく育っています。
1日の出荷量は約50kg。手間隙かけて丁寧に生産しています。
この農場では、太陽光のあたり具合によって水の量を自動で自由に変わるシステムで水をあげています。
(もやもやと移っているのがスプリンクラーから出る水です)
ほうれん草のほか、片貝鮮農では生産者と協力してレタスやにんにく(普通のニンニクではなく、1片で構成されててすごく大きいんです)などを作っています。
ニンニクのレポートも書けたらいいなと思います。
藤生グループの農業生産法人 片貝鮮農の野菜を、1人でも多くの方に食べていただけるよう、今後も安心・安全・おいしい野菜を作ってまいります。
2014 / 01 / 18
菊・百合・藤
今日と明日の2日間、センター試験が全国各地で行われます。
験担ぎはしますか?
とんかつやオクトパス、お菓子など、様々な験担ぎがありますが、野菜も忘れず食べてください。
寒い中、露地野菜たちは受験生同様がんばって成長しています。一番身近な努力ものかもしれませんね。
さて、タイトルにした「菊・百合・藤」ですが、これはメロンの等級の名前です。
始めてみたときはその品種の、それぞれの花の香りがするような気がするメロンのことだと思いました。
なんともおしゃれな等級名です。左から順によいとされています。
この花の名前のほかに「富士/山/白/雪」というものもあります。こちらも左から順によいです。
単に特A、B・・・という等級よりもいいですよね。
さすが高級果物にあげられるメロン!という感じです。
皆さんだったら、どんな等級名をつけますか?
先日は関東南部で雪がちらつくかもしれない・・・という予報がありましたが、皆様のところはいかがでしたでしょうか。
前橋は雪がちらつく気配もなく、空っ風の寒い1日でした。
乾燥する火が続いていますので、風邪には十分お気をつけください。
さて、タイトルに「もう、出てきました!」と書きましたが、何のことだと思いますか?
血液サラサラ!で一世を風靡した「タマネギ」です。
現在、スーパーなどで見かけるのは北海道やアメリカ産ですが、
今日市場で見つけたのは静岡県産の新タマネギです。
春の旬を先取り、ですね。
甘みのある新タマネギは、ざく切りにしてバター・醤油・かつお節をかけて電子レンジで5分ほど加熱して食べるのがおすすめです。(加熱時間はお好みで調節してください)
おはようございます。
3連休の初日、寒いですが天気は晴れています。いかがお過ごしでしょうか。
今朝の市場で初夏の果物「さくらんぼ」をみつけました!
先日、山形で高級佐藤錦の初出荷が行われたというニュースを耳にしましたが、まさかここでお目にかかれるなんて思っていませんでした。
実の大きさは少し大きめの丸い飴玉くらいの大きさで、小ぶりです。
色は美味しそうなさくらんぼ色。
値段は写真のパック(50gくらいかな)で1000円前後くらいだろう、ということ。
私はまだいちごも食べていないので、まだまださくらんぼ気分にはなれませんが、今年もいちご狩り・さくらんぼ狩りに行こうと思います。
みなさんはいかがでしょうか?たまには農家さんと畑と触れ合いながら果物狩りに出かけてみるのもおすすめです。
さて、果物・野菜ともに高値が続いていますが、1日の元気と健康のために、そして寒い中一生懸命に畑に出て作物を作ってくれている農家さんに感謝の気持ちを忘れずに、国産の美味しい青果物を美味しく楽しく食べてください。
よい週末をお過ごしください