こんにちは。ご無沙汰しております。
26日に仕事納め、年始は5日からで9連休☆でしょうか。
今年の冬は寒くなるのが早いので、風邪に気をつけて
年末年始、楽しい休日をお過ごしください。
さて、振り返ってみますと今年は1月からの大雪でてんてこ舞いでした。
「でした」と書きましたが、その影響は今でも残っています。
大雪でハウスが潰れてしまった農家のうち、再建したのは半分未満。
その他は露地栽培へ転向、または農家をやめてしまっています。
それでもスーパーには野菜があるし、野菜が取れるんだからそんなに影響はないんじゃない？と思うかもしれませんが、大きな影響があるんです。
そもそも冬の時期に旬が夏の野菜があるのはハウスの中でぬくぬくと栽培しているおかげ。ハウスの中で温度を細かく調整しながら成長を遅らせたり早めたりして市場の需要と供給の状況を見ながら栽培します。
一方露地栽培は旬のぐんぐん育つ時期に合わせて種苗しますので取れる時期がある程度限られてしまいます。
よりハウス＜露地になってしまいますと、一時は余るほどにあった野菜がある時にはぐっと減ってしまう、ということが起こりえません。
加えて現在、野菜が前倒しで出荷されています。12月頭に収穫予定だったものが順調に生育しすぎて11月の中ごろには収穫できてしまう、せざるを得ない状況でした。つまり、予定前倒し収穫になります。
と、いうことは。本来その時期に収穫するべき野菜はどこにあるのでしょうか。
ほしいときに欲しいものがない、収穫できない、高い!!ということにが起こってしまうかもしれません。
農家のハウスから露地への転向、収穫の前倒しによって、来年産地の移り変わり時期などにごっそり入荷が落ちるかもしれません。これにより、価格の上昇が考えられます。
来年になってみないとわかりませんが。
年末にちょっと重い話になってしまいましたが、
年越しそばをたべながら、おせちをつつきながらぽつんと、寒い日も畑に行って作業をしている農家を思って、普段は残してしまうちょっと苦手な野菜に手を付けてみてください。
それでは、良いお年をお迎えください。
